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ミツバチの羽音と地球の回転

あれから事務所は節電モードです。誰も使用していないときのオープンスペースは消灯。

そんな中。勧められてみたドキュメンタリー映画、「ミツバチの羽音と地球の回転」。偶然にも2月から上映を行っていた映画です。きっとこんな事にならなかったら、見に行かなかった映画だと、思います。瀬戸内海にある小さな島、祝島。漁港から海を隔ててわずか4キロのところに持ち上がった原発建設計画。それから26年という年月の間、島では反対運動が続けられてきました。映画では、彼らの反対運動を追うとともに、脱原発、石油を宣言しているスウェーデンの例を紹介しています。

とてもショッキングでした。いろんな事が。自分があまりに無知であることが。

こんな事になるまで、自分の使っている電気についてなんて気にしたこともなかったし、祝島の事も、恥ずかしながら知りませんでした。彼らは、美しい海を守るため、魚や生活を守るために立ち上がりますが、中電は、「1次産業でだけで生きて行けるはずがない、雇用を生む原発を誘致して、20年、30年先の繁栄を考えよう。」といいます。そして、「海を汚すことは絶対にありません」と叫んだ時には、映画館は思わず失笑。それでも計画は強引に進められてきました。現地の人にほとんど説明も話し合いもなく。

それに対して、自然エネルギーにシフトして生き返って行くスウェーデンの町や村を紹介していきます。私が一番ショックだったのは、この言葉。「日本では自分が使う電力は選べないの?」

使う電力が選べるなんて。選べない理由は、8つの電力会社が配電線を独占しているから。太陽エネルギーも、風力も、波動も、バイオマスも、いろんな可能性があるとしても、配電線にアクセスできなければそもそも、電気を供給できない。都知事は今は原発なしで生きて行ける訳がない的な発言をしたけれど、そうやって少しずつ可能性を開いて行けば、確実にそのパーセンテージを少なくすることができるような。。確実に歩んでいるスウェーデンの例は、その可能性を証明してくれているような気がしました。今までは東京に住んでいるから、普通に東京電力で、使う電気が何なのか、考えてみたこともありませんでした。

映画を見てから、電気を使うことに新しい思いがわいてきました。毎日のように捨てる生ゴミも、これを電気に変えてくれるシステムがそのうちできたりするのかなとか。

こうやってエネルギーの重要性を知って考えて行けば、電気の使い方も変わるかも。今までは変わる事を拒んで、豊かさの意味を間違ってきたような気がします。私たちも意識が低すぎたんだと。根本的に考え方を転換すれば、きっともっと素敵な未来が待っているんじゃないかなぁなんて。

上映は終わってしまいましたが、また6月にリバイバル上映されるらしいです。

ミツバチの羽音と地球の回転

フム。興奮してながくなっちゃった。珍しく。